意外とお金が掛かるのが、共用部分の維持管理費です

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マンションの修繕積立金が、どんな用途で使われているのか!?

どこを修繕するのか

マンション マンション内の共用部分 は、すべて大規模修繕工事の対象になります。建物全体のほか、ふだん目にすること の少ない給水管、受水槽、排水管、ガス設備、電気設備なども含まれます。敷地内の舗装、植栽、自転車置き 場、機械式駐車場 なども忘れてはいけません。

【大規模修繕工事の主な内容】
・屋上防水改修・・・アスファルト防水、防水押えコンクリート
・外壁改修・・・タイル、塗装
・床防水改修・・・共用廊下、バルコニー

共用部分と専有部分

受水槽 大規模修繕工事において注意が必要なのは、管理組合 が修繕しなければならない部分と、区分所有者自身が修繕すべき部分の 分け方です。

・管理組合が修繕しなければならない部分は『共用部分』 です。・・・屋上防水、外壁、共用廊下、エレベーター、自転車置き場、機械式駐車場、給水管、受水槽、排水管 など

・区分所有者自身が修繕すべき部分は 『専有部分』 です。・・・ただし、バルコニーは各住戸が専有使用していますが、 一般的には共用部分として、 管理組合が修繕 することになります。

【給水管や排水管は、特に注意が必要】
給水管や排水管のように、共用部分と専有部分が一体となっているものについては、 工事の時期を分けずに、一緒に工事を行うのが 最善策 と考えます。共用部分である立て管を修繕しても、 住戸内の横引き管が既存のままだと、効果が半減するためです。

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修繕工事のタイミング

外部足場 大規模修繕の時期は、一律に決められているわけではありません。計画的を立てることは大切です。 ですが、長期修繕計画で今年が大規模修繕の年だからといって、必ず工事が必要というわけではありません。 程度にもよりますが、2~3年 先延ばししても構わないと考えます。

よくある、『このマンションも、築 ○年目だから修繕しなければならない・・・』 といった、大規模修繕工事ありきの 考え方は 間違い といえます。

では、いつ修繕すればよいのでしょうか?・・・それは、耐用年数やメーカーの保証期間、実際の劣化状況、そして 管理組合の修繕に対する体制、修繕積立金の残高、などによって変わってくるのです。これらを踏まえた、 総合的な判断 が必要といえます。

長期修繕計画では、どのマンションもおおむね10~15年のサイクルで、大規模修繕工事が設定されています。 一概には言えませんが、極力、工事を先延ばしし、できれば 15年 のサイクル(もしくはそれ以上)で、大規模修繕工事を 行った方が良いと考えます。サイクルを延ばせば、修繕積立金を低く抑えることができるためです。

くれぐれも、『マンション管理会社の言いなり』に、ならないよう注意してください。

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