大規模修繕工事は、管理組合が主体となって、工事を発注することになります。
そのため、工事に関する 専門的な知識 が必要です。しかも扱う金額が大きいため、戸惑ってしまいます。
『どこから手をつけて良いのか、まったく見当がつかない・・・』 という 管理組合 も
多くみられます。
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だれにサポートを頼むのか
専門家の活用の検討
大規模修繕工事をサポートしてくれる、専門家の利用を検討してみましょう。
専門家は大きく分けて、3つに分類できます。
通常、見積りや相談は無料で応じてくれるので、積極的に活用した方がよいと考えます。
① 管理会社・・・施工部門を、自社の系列会社で持っている場合
② ゼネコン・・・新築のとき、そのマンションを建てた 建設会社 など
③ 塗装会社・・・塗装会社が、外部足場工事やシーリング工事なども、いっしょに施工する場合など
管理会社まかせにしない
マンションのことを熟知 し、常に 管理組合 をサポートしている点では、一番身近な存在です。
ですが、近年、管理会社の社員が、管理組合の運用資金として積み立てていたお金を横領するという事件が
発生しました。横領したお金は、判っているだけで 約 8,000万円 にのぼります。
管理会社の 事務管理業務 の中に、管理費・修繕積立金の徴収 というのがあります。
徴収したお金は、銀行に預けるのが一般的ですが、その時通帳は管理会社が保管します。
それは、区分所有者の中には、修繕積立金を支払っていない人がいたりするので、
その催促を 管理会社がしなければなりません。それで、入金確認のために、通帳は管理会社が預かっています。
当然ですが、修繕積立金がいくら貯まっているか、管理会社 は判っています。
普段から、マンションの世話をしてくれているからと、安心して、管理会社に大規模修繕工事を まかせてしまうと、どうなるでしょうか。
管理会社はマンションの財政状況を、完全に把握しています。管理組合がいくら支払えるのかも、判っているのです。
『大規模修繕工事は談合の巣』といっても、過言ではありません。