どんなに強固な構造のマンションでも、手入れを怠ると年月の経過とともに、劣化が進んでいきます。
マンションの安全性や快適性、資産価値を守るためには定期的な修繕が必要なのです。
ただ古ぼけさせるのではなく、より美しく住み心地の良いマンションに発展させるのは、
区分所有者の皆さん一人ひとりの協力が不可欠といえます。・・・
『無関心が最大の敵!』なのです。
マンションの修繕積立金が、どんな用途で使われているのか!?
なぜ大規模修繕工事が必要?
劣化や不具合とは?
買った当初は最新鋭の分譲マンションでも、年数が経つにつれ、だんだん新築物件との機能格差が広がっていきます。
たとえば、オートロック、インターネット設備、デジタル放送等の共視聴設備、カメラ付きインターホン、防犯カメラ・・・
など、こういった設備の技術は、年々高度なものになっていきます。
また、法令の改正により 『法規上必要とされる性能』 を、既存の設備では満たさなくなってしまうことも、少なくありません。
そのため、既存の設備を丸ごと交換したり、足りない設備を新たに設置したりといった工事も、管理組合の意思で行うことになります。
そのほか、マンション購入時には気付かなかった建物のもともとの不便さや、安全性、維持管理にコストがかかりすぎるなどの
問題も発生してきます。こういった場合も修繕工事をして、不具合をひとつひとつ解消していかなくてはなりません。
修繕工事の考え方
マンションは、管理組合の考え方ひとつで大きく変わるといっても、過言ではありません。
自分たちがそのマンションを大切にし、長く住み続けたいと思うなら、資産価値の高いマンションにすることもできます。
① 自分たちのマンションには、どんな設備 があるのか。
② 過去にどんな修繕をしているのか。またその部分は、今はどうなっているのか。
③ マンションの設計図書や修繕記録は整っているのか。
これらについて、理事会などで 意見交換 することをおすすめします。
『自分は素人だから、専門的なことは判らない』とおっしゃる方がおられます。ですが、誰だって最初は素人です。
判らないことがあれば、ひとつひとつ覚えていけば良いいと思います。